こんにちは!いおんです。
このブログ「gemini-study-lab.com」では、プログラミング未経験から生成AIを使ってどこまで本格的な開発ができるかに挑戦しています。
今回は、ゲーム開発の王道である「2D横スクロール・ジャンプアクション」をAIに全自動生成させてみました!
マリオやロックマンのようなゲームの要となる「重力」や「ジャンプの物理演算」を、AIは言葉の指示(プロンプト)だけでどこまで再現できるのか?その驚きの結果と、実際に使用したプロンプトを大公開します。
実際に完成したゲームのプレイ動画(GIF)
まずは、論より証拠!AIが数分で書き上げ、自律的に.exeファイル(PC用アプリ)にまでビルドしてくれたゲームの実際のプレイ画面がこちらです。
いかがでしょうか?
図形だけのシンプルなグラフィックですが、重力の挙動や強制スクロールの疾走感がしっかり再現されています。
しかも、ただジャンプするだけではありません。以下の11個のギミックを最初からすべて「全部乗せ」で実装させています。
- 2段ジャンプ
- スライディング(障害物くぐり)
- 空中ダッシュ
- 敵への踏みつけ判定
- ランダム出現する足場(リフト) …など
普段プレイしているFPSゲーム(Apexなど)でお馴染みの「スライディング」や「空中ダッシュ」といったキャラコン(キャラクターコントロール)を2Dアクションに落とし込んだ、かなり操作していて気持ちの良いゲームになりました!
AI(Antigravity)に投げた「要件定義プロンプト」大公開
今回も開発に使用したのは、自律型AIエージェント「Antigravity」と、推論能力の高いGemini 3.1 Proモデルです。
外部の画像ファイルは一切使わず、図形の描画とPythonのpygameだけで完結させるために、以下のような指示を出しました。この要件定義はGeminiで作成しました。
【要件定義】
Pythonのpygameを使用して、デスクトップで動作する「2D横スクロール・ジャンプアクションゲーム」を作成し、最終的にPyInstallerを使って単一の実行ファイル(.exe等)にビルドしてください。【主な機能とゲームルール】
- 基本システム: 画面は強制的に右へスクロールしているように見せます(プレイヤーは画面左寄りに固定され、地形や障害物が右から左へ流れてくる形式)。
- 重力とジャンプ: プレイヤーには常に下向きの重力が働き、地面(または足場)に接触すると落下が止まります。Spaceキーでジャンプします。
- 【重要】全11種のアクションとギミックの実装:
以下の機能をすべてゲームロジックに破綻なく統合してください。
① 2段ジャンプ(空中でSpaceキー)
② スライディング(下キー押下中で当たり判定を半分にし、頭上の障害物を避ける)
③ 空中ダッシュ(空中で右キーで滞空しながら前進)
④ 踏みつけ判定(赤い障害物の上部に乗ると破壊してスコア獲得、横から当たるとダメージ)
⑤ 空中リフト(様々な高さにランダムで出現する緑色の足場)
⑥ ホバリング(ジャンプ中に上キー長押しで落下速度低下)
⑦ アイテム取得による一時的な3段ジャンプ解放
⑧ 無敵ダッシュスキル(Shiftキーでゲージを消費し、障害物を破壊しながら高速スクロール)
⑨ 視差スクロール(背景に流れる図形の速度を複数レイヤー用意して奥行きを表現)
⑩ スコア倍率コイン(空中の黄色い円形アイテム)
⑪ 迫る即死壁(画面左端からゆっくり迫ってくる黒い壁。触れると一撃でゲームオーバー)- 描画: 外部画像ファイルは一切使わず、
pygame.drawを用いた図形(プレイヤーは青い四角形など)のみで構成してください。【開発プロセスとビルドへの指示】
GUIの自動テストはスキップし、直ちに
pyinstaller --onefile --noconsole app.pyを実行してdistフォルダ内に実行ファイルを生成してください。エラーが出た場合は自律的に修正・再試行してください。上記の全機能を統合したゲームロジックを
app.pyに実装してください。ターミナルで
pip install pygame pyinstallerを実行してください。
AIエンジニアとしての見どころ
このプロンプトの最大のポイントは、「GUIの自動テストをスキップさせ、直ちに PyInstaller で実行ファイル(.exe)にビルドさせる」という指示です。
AIはコードを書くだけでなく、自らターミナルでコマンドを叩いて、誰でもPCで遊べる完成品の形にして納品してくれました。
開発を終えて:AIはもはや「専属のゲームクリエイター」
重力の計算、当たり判定、そして画面のスクロール。これらをゼロからプログラミング言語で記述しようと思うと、初心者にはとてつもない壁になります。
しかし、明確な「要件定義(プロンプト)」さえ渡せば、AIがその壁を一瞬で飛び越えてくれる時代になりました。
皆さんもぜひ、自分だけの「こんなゲームがあったらいいな」をAIにぶつけて、オリジナルゲームを作ってみてください!


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